心身のバランスを整え、 健康増進を目指しながらの鍛錬してきたいと思っております。 まずは、体験してみてください。
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◎ 準備運動
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軽いストレッチから始まります。 自分の身体を軽くほぐし、筋を伸ばします。 呼吸を身体のすみずみまで感じ、立禅に入る用意をします。
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◎ 導入
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立禅
太気拳は、静の動きから入ります。気功にもあるようにu、大きな木のようにじっと立っているものです。「大きい動きは小さい動きに適わず、小さい動きは微動に適わず、微動は不動に適わず。」立禅はまさに、高速回転している独楽が、止まって見えるような動きと同じなのです。
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練習1◎
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揺り
静から少しずつ動の動作に移っていきます。ゆっくりした動きで、身体の力み取れていく事により、瞬発力が出ます。この動作は、心がリラックスし、静かな気持ちになっていきます。血液の循環が良くなり、骨格や筋肉、神経も、気持ちよく調整されていきます。 |
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発勁(はっけ)
身体の中に一瞬で火を点けるように、気のスイッチを素早くオンにします。はじき出るようなパワーが出て、気分が高揚し、より動きたくなる、そんな動作です。この発勁の際に起こる発声を聞くと、その人の身体の出来具合や、稽古の度合いが分かると言われています。 |
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半禅
四方八方自由に動けるように、また、足腰を鍛えるために、片足での禅をします。各人の体力に応じて、1秒でも2秒でもできれば結構です。木を抱くイメージを持つことにより、身体の芯がはっきりと感じられ、いわゆる「ハラ」が出来上がります。 |
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剣と杖による捌(さば)き
相手との間合いの感覚をつかむために、剣や杖を使った稽古をします。
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練習2◎
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這(はい)
極限までゆっくりと、3メートルほどの距離を前後に移動することにより、足腰を鍛えます。澤井健一先生は、常々、半紙の上を破かないように歩けるようにしなくてはならない、と言われていました。 |
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練(ねり)
粘土をこねるように、自由自在に身体を動かします。 |
太気拳には、型がありません。 稽古の時に基本動作がありますが、演武の時には、 まったく自由な、踊りのような動きとなるのです。
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<合気道と太気拳> 合気道の創始者である植芝盛平は、 太気拳の創始者である澤井健一と、 中国で知り合いました。 それから長い年月、 交流があったと言われています。
合気道は試合がないため、 勝ち負けがなく、 相手と「受け」(倒す方)や 「取り」(倒される方)を 順ぐりに担当します。
人との和やリズムが大切になります。 背中や足の裏が床に直接触れることは、 とても気持ちの良いものです。

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<合気道の剣と杖> 真剣とは、刃渡り60センチ以上の種類の刀を指し、 合気道では、だいたい同様の長さの木の剣(木剣)を使用します。
杖は、円柱の木の棒で、長さは、両手で持った時に、左右均等に最も振りやすい、 長さ128センチ(4尺二寸一分)が一般的です。 相手との間合いや、相手の立っている位置により、 自由な角度から長さを変えたり、回したり、突いたりできる、 万能で華やかな武器です。
<私の中の太気拳> この合気道の動きの中には、 太気拳の動きが見え隠れしていると思う時があります。 その逆も同じです。 それは、2つの武道が一緒になったというわけではなく、 それぞれのふとした技の中に、 合気道の要素や太気拳の要素が感じ取られるという意味です。
合気道と太気拳、それぞれの特徴を大切にしていきながら、 合気道の剣や杖を継いでいけたら、とささやかな希望を持っております。
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